第86回開校記念式典
卒業30周年記念事業「母校愛のリレー」~あいつに会える日~
在校生との創作演劇「明日の私へ ~未来への手紙たち~」上演
31回卒業生・懇親会 2009年4月29日・松本市民芸術館
2009年の開校記念式典、卒業30周年記念事業「母校愛のリレー」は例年にくらべ1週遅い開催となりました。
快晴の空の下、会場の松本市民劇場には早朝から31回卒のみなさんが集結し、準備の最終確認に余念がありません。すばらしいステージと観客席は県陵生、もと県陵生で埋め尽くされ、現役と先輩との30年のギャップ、同期同志の30年の時をいっきに縮めてくれるすばらしい催しとなりました。
開会の辞のあとは校歌斉唱。広い会場に響く斉唱は圧巻でした。
新任の諏訪学校長、同窓会長有賀正さんのお話のあと登場した31回卒同総会長林勇次さんは、わかりやすい言葉で語りかけ、すがすがしい感じがしました。聞けばお子さんが在校生でここにいる!とか。同窓会長というよりは「親」のまなざしだったのかもしれません。31回卒のみなさんから母校への記念品が送られました。
在校生との創作演劇「明日の私へ ~未来への手紙たち~」
愛のリレーは卒業30年を迎えた先輩から現役の若いみなさんへ、メッセージを送る、というのが趣旨。毎年それぞれの年次のみなさんが自分達の思いを伝えようと、講演、音楽演奏、映像など工夫をこらしてきました。そして今年は在校生のみなさんが役者となり、シナリオを30回卒とともにねりあげ、1年をかけて稽古し、という、これまでにないまったく新しい企画で行われました。劇の中心となったのは演劇にたずさわっている31回の林邦應さんで、若い子たちとの交流はすばらしいものであったそうです。
劇は現役のみなさんたちのなにげない日常のような自然さで始まりました。 ビデオ収録された30回のみなさんからの、仕事や人生についてのひとことと子供達のセリフや演技とが、時には笑いをさそい、時にはしんみりさせ、開場を8割がた埋め尽くした在校生、30回生はじめギャラリーはすっかり引き込まれていきました。 大人になることへのあこがれや不安、大人や社会への期待と不信感。自分のもっとも身近なおとな、親への尊敬と幻滅などなど、若い彼女達の語ることばは劇中のセリフなのか、それとも本音なのかわからないほどの迫真感、切実さがありました。
先輩たちに自分達の思いを手紙を書こうというきっかけから、いつしか将来の自分への手紙となってゆくという筋立てもみごとでした。
親の世代にしてみれば、わが子に面と向かって言われたらたじろぐような言葉も、劇中のセリフとしてであればすんなりと心に響く、という感じがしました。
これまでにない新しい試みは、在校生にとってはもちろん、30回卒のみなさんほかの「おとな」にとっても深く心に残るものであったと思います。
卒業30周年記念事業「母校愛のリレー」~あいつに会える日~
在校生との創作演劇「明日の私へ ~未来への手紙たち~」上演
31回卒業生・懇親会 2009年4月29日・松本市民芸術館
2009年の開校記念式典、卒業30周年記念事業「母校愛のリレー」は例年にくらべ1週遅い開催となりました。
快晴の空の下、会場の松本市民劇場には早朝から31回卒のみなさんが集結し、準備の最終確認に余念がありません。すばらしいステージと観客席は県陵生、もと県陵生で埋め尽くされ、現役と先輩との30年のギャップ、同期同志の30年の時をいっきに縮めてくれるすばらしい催しとなりました。
開会の辞のあとは校歌斉唱。広い会場に響く斉唱は圧巻でした。
新任の諏訪学校長、同窓会長有賀正さんのお話のあと登場した31回卒同総会長林勇次さんは、わかりやすい言葉で語りかけ、すがすがしい感じがしました。聞けばお子さんが在校生でここにいる!とか。同窓会長というよりは「親」のまなざしだったのかもしれません。31回卒のみなさんから母校への記念品が送られました。
在校生との創作演劇「明日の私へ ~未来への手紙たち~」
愛のリレーは卒業30年を迎えた先輩から現役の若いみなさんへ、メッセージを送る、というのが趣旨。毎年それぞれの年次のみなさんが自分達の思いを伝えようと、講演、音楽演奏、映像など工夫をこらしてきました。そして今年は在校生のみなさんが役者となり、シナリオを30回卒とともにねりあげ、1年をかけて稽古し、という、これまでにないまったく新しい企画で行われました。劇の中心となったのは演劇にたずさわっている31回の林邦應さんで、若い子たちとの交流はすばらしいものであったそうです。
劇は現役のみなさんたちのなにげない日常のような自然さで始まりました。 ビデオ収録された30回のみなさんからの、仕事や人生についてのひとことと子供達のセリフや演技とが、時には笑いをさそい、時にはしんみりさせ、開場を8割がた埋め尽くした在校生、30回生はじめギャラリーはすっかり引き込まれていきました。 大人になることへのあこがれや不安、大人や社会への期待と不信感。自分のもっとも身近なおとな、親への尊敬と幻滅などなど、若い彼女達の語ることばは劇中のセリフなのか、それとも本音なのかわからないほどの迫真感、切実さがありました。
先輩たちに自分達の思いを手紙を書こうというきっかけから、いつしか将来の自分への手紙となってゆくという筋立てもみごとでした。
親の世代にしてみれば、わが子に面と向かって言われたらたじろぐような言葉も、劇中のセリフとしてであればすんなりと心に響く、という感じがしました。
これまでにない新しい試みは、在校生にとってはもちろん、30回卒のみなさんほかの「おとな」にとっても深く心に残るものであったと思います。