第94回開校記念式典
卒業30周年(高校39回卒)記念事業:母校愛のリレー
平成29年4月22日(土) 母校体育館
開校記念式典
今年の愛のリレーを担当するのは39回卒業の皆さん。体育館後端の座席ではひさしぶりの再会を喜ぶ笑顔があふれていました。
永原経明学校長の式辞では制服制帽の規定がなくなった当時のエピソード、佐藤彦雄同窓会長の祝辞では県陵三大精神に象徴される母校の伝統等がそれぞれ語られました。愛のリレー実行委員長田多井健介さんは「おれ。おまえたち」で在校生にかたりかけました。
図書費、設備整備費等の寄付がサンキュー縣陵会より学校へ寄贈されました。
愛のリレー
今年の愛のリレーのプレゼンテション&メッセージは世界で活躍するアーチストふたりのパフォーマンスがメイン。歌と大道芸、それぞれのジャンルで世界で評価されています。
静岡県富士宮市出身。幼稚園から高校までを松本で送る。4歳からピアノを始め、在学中のコンクール入賞を経て音大に進学。1997年、日本コロムビアよりfrasco(フラスコ)のボーカル・作詞作曲家としてデビュー。1998年、小室哲哉氏とジャン・ミシェル・ジャール氏によるパリでの150万人コンサートに出演。2005年よりアーチスト名を「やうこ」に改名。
フランス、イギリス、ベトナム、中国、韓国など海外でのライブ活動も積極的に行い、国境を超えた音楽表現の可能性を追求している。2012年からは新たなセルフプロデュースユニット「Die Milch」(ディミルヒ)の活動を開始、「やうこ」での単独ライブも行う。現在K-MIX(FM静岡)レギュラー番組「やうこのアルデンテルーム」(毎週日曜20:25~20:55)のパーソナリティ。
あでやかな着物姿で登場のやうこさんに会場がざわつきます。やうこさんは在校生に語りかけながらリラックスした様子で演奏が始まりました。突き抜ける高音、流麗なキーボードの弾き語りはすばらしいものでした。縣陵時代は決して良い子ではなかったと当時を振り返るやうこさん。「和」のテイストがちりばめられたオリジナル曲は緩急自在。時間をわすれるステージでした。
国内にとどまらず、海外でも高い評価を獲得するサンキュー手塚。かれがこの道を歩み始めたきっかけは、早稲田大学在学中にハッピイ吉沢の取材する早稲田大学パントマイム・サークル「舞☆夢☆踏(まいむとう)」に入ったこと。習いたてのパントマイムをコンパで披露したところとてもウケたことからどんどんのめり込む。
その後規制のパントマイムの枠を超えた斬新な発想で、都内歩行者天国や各地の大道芸フェスティバルで活躍。「大道芸ワールドカップin静岡」では’98ジャパンカップ・チャンピオン、続く99年にはワールドチャンピオンを獲得。海外の大道芸フェスティバルにも招待されるなど、ワールドワイドに活躍中。
サンキュー手塚さん登場はロボットから。自己紹介、縣陵時代のエピソードなど語りも楽しく、あっという間にサンキュー手塚ペースにはまります。23年間やり続けているという十八番(オハコ) 、ホイットニーヒューストンの名曲 I Will Always Love Youに乗せての「梅干し」芸、在校生も引っ張り出してのパフォーマンスに、会場が揺れるほどの大爆笑。おかしくてカメラが手ぶれしてうまく撮影できないほどでした。とぼけた中にもあたたかみのある新作も披露され、世界をうならせる技、芸のすごさに感銘を受けました。
おふたりのステージのインターバルでは、やうこさんのピアノ演奏をバックに39回卒のみなさんの現役時代のスライドや当時の思い出話、相構成へのメッセージなどが紹介されました。
興奮のステージ2連発のあとは、39回卒のみなさんが登壇し、覇権の剣を会場全員で斉唱。愛のリレーのたすきとペナントが次回担当の40回卒の皆さんに渡されました。