第92回開校記念式典
卒業30周年(高校37回卒)記念事業:母校愛のリレー
平成27年4月25日(土) 母校体育館

開校記念式典
汗ばむほどの陽気となったこの日、37回卒「みんなの会」のメンバー70余名が母校に結集。久しぶりの再会にあちこち笑顔がこぼれていました。
永原経明学校長の「メディアの時代、正しいものは何か、何が真実か、本質を見極める力をつけよう」というお話が印象的で、在校生だけでなくわれわれにとっても大切なことであると感じました。
佐藤同窓会長からは、学校用地の買収から始まる縣陵の歴史などのエピソードの紹介のあと「これまでの伝統に流されず、新しい伝統を作って行こう」と呼びかけがありました。
みんなの会から施設整備費、図書費として総額60万円が寄贈されました。

卒業30周年(高校37回卒)記念事業:母校愛のリレー
パネルディスカッション 「夢は見るものじゃない。掴むものだ」
バブルまっただ中に社会に出て行ったという37回卒のみなさんの代表5人が壇上にあがり、それぞれがめざした道、高校時代、そこまでの課程や現在について熱く語りました。

百瀬賢午さん:現役時代のバンド活動からプロのギタリストをめざし、受験勉強のかわりに毎日8時間ギターを弾いたという努力家。専門学校で学んだのちプロのアンサンブルで活躍。指導者として更新の育成に当たり、海外での演奏活動や作曲編曲も手がけられています。「自分の夢の実現にはたゆまぬ努力が必要。縣陵で出会えた音楽好きな友あればこそのギター人生。高校時代の友を大切に」
征矢芳友さん:松本市役所勤務の傍ら、学生時代からめざしていた司法試験へのチャレンジを続け、8年後に見事合格。現在は松本市で「弱者の味方、何でも相談できる法律事務所」をめざし活動されています。
「何事もあきらめずに継続する事が大切。市役所勤務は回り道だったが弁護士の仕事に役立つ大切な事を学べた。回り道も悪くない」
黒田潤さん:高校時代のバンド活動で燃え尽きたあと、ファッションに興味を持ち、アパレル業界に。海外での生産管理を任され、世界を相手にするダイナミックさに魅せられる。現在は人気ブランド、ユニクロでさらにその活躍の場を広げています。
「海外をめざせ!日本と世界の違いを体験し、知見を広げてほしい」
吉岡佳江さん:女性の花形職業、テレビドラマも大人気だったスチュワーデス、いまでいうキャビンアテンダントとして10年間勤務。バブル崩壊後新しい道を模索し、後猛勉強で会計業務をマスターし現在は外資系不動産投資会社の経理を担当。
「異文化に触れる事で日本を見直すことができる。他国の人との接点を持ってみてほしい」
柴田みちさん:お料理やお菓子をよく作ってくれたおかあさんの影響で栄養や調理の分野に興味を持ち、管理栄養士の資格を生かして病院の献立や食材の発注などを担当。現在は若手の指導や各部署の調整業務などで忙しい毎日を送っています。
「もっともっと女性に活躍してほしい。結婚出産があったとしても続けられるように、興味をもてる分野に進んでほしい」

多種多様な高校生活を経て、5人がそれぞれ自分で選んだ夢、道。のパネリストのことばは悩み多き在校生に大きな刺激を与えた事でしょう。
第二部はパネリストのひとり、百瀬賢午さんのギター演奏。素晴しいテクニックで奏でられるソロに魅了されました。演奏の背後でスクリーンに映し出されるなつかしい写真とメッセージに、現役、OBともに見入っていました。

フィナーレ:みんなの会70余名が壇上にあがり、覇権の剣で気勢を上げた後、岩垂もと応援団長、現役の応援団とのエールの交換。来年の担当である38回卒のみなさんにたすきとペナントが引き継がれ、閉幕しました。

 
 
 
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第92回 開校記念式典

永原経明学校長
 

佐藤彦雄同窓会長
 

征矢芳友 37回卒学年代表
 

図書費・施設整備費贈呈