第40回 松本県ヶ丘高等学校東京同窓会
2007年6月9日 サンケイプラザ

総会・懇親会を30分後にひかえた会場では、29期実行委員さんたちの最後の準備が忙しそうに行われていました。壁面には多くのモニタがセットされ、PCやコンソールのテスト、進行の打ち合わせなどが進むなか、続々と集まって来る同窓生のみなさん。今回は東京近郊のみなさん200余名に加え、松本からも30名近い参加者があるとのお話で、いつになく広い会場も数十分後には熱気に包まれることはまちがいありません。

総会
総会はイスが並び、すわって聞ける専用のスペースで行われ、おちついた雰囲気がありました。会務報告、会計報告、会計監査報告などが満場一致で承認され、女性の会員を中心に活発な活動を行っている縣陵レディスの久保田昇子さんから、活動の報告、今後の予定などの発表もありました。

懇親会
会場のセッティングの間、ロビーでくつろぐ参加者は、今回のテーマ「あのころの縣陵へGO」をフライ ング気味にスタート!あちこちで再会を喜びあう姿が見られました。今年の実行委員会の29回卒の期は、女性が100名を超えた年ということで、いつになく女性が多く、またいろいろなつながりで集まった若いかたもたくさんいらっしゃり、ぐっと華やいだ雰囲気がありました。

開会は度胆を抜く映像から。大音響とともにはじまったムービーにはなつかしい母校本館、30年前のあのころ、あの顔が映し出され、涙ぐむ人も。1分間のタイムスリップから我にかえり、懇親会が始まりました。校歌斉唱、29回恩師、波多腰先生のご発声で乾杯!「大人の縣陵祭」の幕は切って落とされました。
談笑する間、スクリーンには新入生の対面式での手荒い歓迎ぶり、強歩大会のようすなどが映し出されています。母校の青柳校長先生のお話、松本「愛のリレー」の報告なども ありました。

29回卒の人気漫画家、芳井一味(本名 吉井一男)さんが、来場の恩師の似顔絵をこの場で描き上げるというパフォーマンスも呼び物のひとつでした。壇上にあがった恩師に芳井さんが手渡す色紙。それぞれのキャラクターをばっちりとらえ、ユーモアたっぷりのすばらしい仕上がりに、先生がたも大感激。波多腰先生はお孫さんの縣陵生を、また29回卒の松尾さんが縣陵で教鞭をとっていたときの教え子の女性おふたりを紹介されました。

そして最後は豪華景品争奪じゃんけん大会!近藤実行委員長との勝負に、来賓のみなさん、恩師、老いも若きも、「最初はグー!ジャンケンポーン!」「縣陵生の良識にしたがってズルはなし!」 ディズニーリゾート・パスポート付きホテルペア宿泊券は、何度やっても決着が付かず、最後は委員長抜きのさしの勝負で決定! 大いにわいたアトラクションでした。

「あのころ」から今まで、常にわれらとともにある「覇権の剣」を斉唱し、気分はすっかり縣陵祭。ハッピ姿の実行委員さんたちから、来年の実行委員、30会卒のみなさんにたすきがリレーされ、楽しい懇親会はあっというまにフィナーレを迎えました。閉会のことばは29回卒の横田さん。病気療養のため、縣陵祭も卒業式もでられなかったあのころから30年、今ようやく自分の縣陵祭が終わった、というお話に心打たれました。